マッチレポート

春の陽気が気持ちいい中、未だに勝利という春が来ない嬉野。この最後のホームゲームを含めて残り2試合。今日こそは春が来るように全身全霊で戦います。一方、熊本農はここまで1勝1分と未だ負け無し！好調な勢いがアップから伝わってきます。
戦績が対照的な両チームではありますが、キックオフから球際の攻防で火花を散らします。勢いのある熊本農が奪ったボールを素早くトップに差し込みサイドへ動かします。両サイドから果敢にクロスを上げますが、あと一歩のところで、嬉野GK江越が立ちはだかります。その後はお互いに中盤での激しい攻防が続きます。
前半31分、嬉野、ゴールまで30mの中央でFKを得ます。嬉野平山が無回転で直接狙ったシュートは、GKの前で急激に落ちてワンバウンドでゴールに吸い込まれ先制。このリーグ戦において初めての先制ゴールという価値あるゴラッソ！ここから熊本農も反撃しますが、最後の精度が整いません。
前半39分、嬉野、中盤で奪ったボールを右サイド北村へ繋ぎ、ポケットに走り込んだ井上へスルーパス。井上がゴール前へグランダーのプレゼントクロス。走り込んだ永吉がシュート。熊本農GK坂梨が必死で防ぎますが、こぼれ球に再度反応した永吉が左足で冷静に流し込みゴール。
前半はこのまま終わるかと思った中、前半AT+1分、嬉野永吉が先程の久しぶりのゴールに気を良くしたのか、平山からのスルーパスを受けカットインから狙ったシュートがGKに当たりながらもゴール。春が欲しい嬉野には大きな追加点。ここで前半終了。
後半はさらに馬力を上げてきた熊本農。横田、村上のドリブルからチャンスを作ります。ゴールが欲しい熊本農、前がかりになりますが、嬉野も相手の攻撃に粘り強く対応します。
後半35分、嬉野、何度もカウンターを仕掛けたものがようやく実ります。北村からのダイアゴナルパスを受けた永吉がファーストタッチで抜け出し、本日7本目のシュートでハットトリック達成！粘り強く守った守備陣に感謝を伝えます。ゴールにアシスト、中盤の攻防で力を発揮した嬉野平山が文句無しのマンオブザマッチ！
お互いに多くのチャンスを創り出した好ゲームは、少しの決定力の差で明暗が分かれましたが、最後まで目が話せないゲームでした。
熊本農は次のゲームで決定力が改善されるでしょう。逆にやっと春が来た嬉野、1番ホッとしたのは監督でしょう。やっとマンオブザマッチを選べました笑笑